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title:オヤジからのキラーパス

先週末、わが少年サッカーチーム恒例の夏合宿が行われた。例年と違って、夏休みに入ってすぐの7月の合宿だったためか、いつもより過ごしやすかったように思う。もちろん、気温は30度を超え、陽射しもきつかったのであるが、やはり8月のあの狂気のような暑さとは少し違って感じられた。

と、言いながらである。合宿の翌日には、ハムストリングスとふくらはぎ、それとどういうわけか広背筋に軽い筋肉痛が残っていた。その影響か、何となく身体全体もだるかった。気候的には例年より好条件であったにもかかわらず、肉体はこの体たらくだ。歳のせいであろうか。

合宿を終えた子供たちは、来た時よりも少し大人びて見えた。苦しい合宿を乗り越えたという自信が表情にあふれ、黒々と日焼けした顔が真夏の太陽の下で輝いていた。ひと夏越えるたびに、子供たちは逞しさを増し、オヤジは衰えていく。



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【2008/08/01 14:20 】 Kids & Kids' Football | コメント(2) | トラックバック(0) |

いつかはその日が訪れるだろうと覚悟はしていたものの、こんなに突然やってくるとは思ってもいなかった。

先週末、わが家の狭い廊下で中学1年の息子とすれ違おうとしたその時である。彼の顔に「おやっ…」という表情が浮かんだ。ほぼ同時に、俺もその表情の理由を理解した。「ちょっとこっちへ来い」。俺はリビングに息子を引っ張っていき、家人に二人を見比べさせた。「あっ…」。家人も驚いている。

息子が中学に入学してしばらくしたある日のこと。「学校で身長を計ったら166cmまで伸びていたよ」と聞かされた。試しに背比べをしてみると、確かにそのくらいはある。何しろ、伸び盛りである。彼の背が俺を超えるのも、そう遠い日のことではないだろうなとは覚悟していた。しかし!である。中学入学といえば、ついこの間のことではないか。それからまだ3ヶ月しか経ってない。なのに、もう俺を超えてしまうとは。身長って1ヶ月に1cm以上も伸びるものなのか。そんな勢いで伸びていたら、夏休みの宿題で観察日記ができちまうぞ。

ほんのわずかの差とはいえ、わが息子に見下ろされる気分は複雑であった。しかし、何をやっても負け続けていた息子としては、ようやくひとつ親父に勝てたことがたまらない様子。その表情は、どこか得意気にすら見えた。まあ、いい。身長くらい、親父を超えて行け。体重の差はまだ10kg近くあるはずだ。しばらくは、負けん!



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【2008/07/02 15:37 】 Kids & Kids' Football | コメント(8) | トラックバック(0) |

先々週のこと、わが少年サッカーチームの卒団式と謝恩会が開かれた。俺がこのチームに初めてかかわった頃に3年生だった子供たちも、早、卒業である。息子がこの年代に所属していたため、俺は監督として4年間ずっと彼らと付き合ってきた。それだけに卒業ともなると、その一人ひとりに対して特別な思いがある。

思い返せば、この年代は本当に弱かった。去年までは、試合をしても勝つことはほとんどなかった。強豪チームと対戦して、0対17というおよそサッカーのスコアとは思えないような点差で負けたこともあった。

他チームは小学1年生から、早いところでは幼稚園児の頃から子供を受け入れているのだが、当時わがチームは3年生からの受け入れだったということも影響していたのだろう。初めてボールに触れるわがチームの子供たちと、すでにサッカーを始めて3年目となる他チームの子供たちとの間には、スタート時点から大きな差があった。また、他チームが近隣の複数の小学校区域の子供たちを対象にしているのに比べ、わがチームは単一小学校区域の子供たちが対象ということも関係していたのかもしれない。

ところが、である。彼らが最上級生となってから、少しずつではあるが結果が伴うようになってきた。夏前には小さな大会で優勝することもできた。それからである。彼らが本当に強くなっていったのは。夏合宿を終え、秋を迎える頃になると、ほとんど負けないチームに変身していた。昨年まではどこと試合をしても勝てるとは思えなかったチームだが、それ以降はたいていのチームなら負ける気はしなかった。そうして迎えた6年生最後の冬季大会。わがチームは予選リーグを見事全勝で勝ち抜き、チームとして3年連続の決勝トーナメント進出を果たしたのであった。予選リーグで破ったチームの中には、春季大会で3位入賞した強豪チームもいた。最終的には、去年先輩たちが残した3位という成績を上回ることはできなかったが、それでも立派な成績だと思う。

実際には、もっと上にいけたという思いがないわけでもないが、勝負は時の運である。去年までなら「時の運で勝つ」こともあったが、最後には「時の運で負けることもある」くらいのチームになっていた。先週も、近隣のチームが主催する大会に招待され、見事全勝優勝を果たした。今後も2つほど小さな大会に招待されているが、彼らはこのまま負けないで卒業するつもりでいるらしい。頼もしい限りである。

弱くてどこにも勝てなかった彼らが、見る見る間に上達し、負けないチームに変身していく様を見るのは本当に楽しかった。チームがどんどん強くなっていくのは、子供たちにとっても、保護者の方々にとっても、エキサイティングな経験だったに違いない。彼らには、練習のたびに驚かされ、試合のたびにワクワクさせられた。指導者という立場で、それを身近で見られたのは、この上ない喜びであった。卒団式の席上、俺は祝辞の最後にこう付け加えた。

「君たちには、いろんなことを教わった。もう少し、一緒にサッカーがしたかったな。ありがとう」と。





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【2008/03/13 16:20 】 Kids & Kids' Football | コメント(8) | トラックバック(0) |

先週末に我が少年サッカーチームの公式戦が行われた。この大会は来年度の主力選手同士で戦われるもので、新チームのゆくえを占う上でも重要な試合であった。

開始早々、我がチームは押し気味に試合を進めるが、肝心なところでのミスもあり、結局同点のまま前半を折り返すことになった。ハーフタイムに相手のサイドが手薄なのを指摘し、そこを使って攻めるようチーム戦術の確認をする。

後半が始まってまもなく、その狙いが実を結ぶ。中盤でボールを奪ったH君がサイドに展開し、左サイドを駆け上がったR君が中央へ折り返す。そのボールを我が息子がゴール前に飛び込み押し込んでゴール!絵に描いたようなサイド攻撃が見事に決まった瞬間だった。

ところが…、である。試合終了間際、つまらないミスから同点に追いつかれる。大会規定では前後半を終わった時点で同点の場合は、延長なしですぐにPK戦が行われることになっている。こういう展開の場合、追いつかれたほうがどうしても心理的に不利になる。ベンチも、応援席も、嫌な雰囲気に包まれたまま、試合はロスタイムに突入する。

が、子供たちは諦めていなかった。またも左サイドを崩しにかかる。そこからゴール前へクロスが上がる。これをI君がヘディングで折り返したところへ、またもや我が息子が…!ジャンピング・ボレーシュート!!これが見事に相手ゴールに突き刺さった。と、同時に試合終了のホイッスルが鳴る。これ以上ないくらい派手で、劇的な決勝点である。これには、ベンチ、応援席のみならず、試合を見守っていた他チームの選手や父兄からも驚嘆の声が上がる。

親馬鹿ではなく、あれは文字通りスーパー・プレイであった。斜め後方から来たボールを、しかもボレーで、それもジャンプしながら決めるというのは、相当の技術がなければできないプレイである。一瞬、息子が「大空翼」に見えた。いや、本当に。ワールド・クラスと言って何なら、コミック・クラスのスーパー・プレイである。そんなプレイを我が息子がやって見せたわけである。まぐれで…。

試合後、いつものグラウンドに戻って、他学年の練習に顔を出した。話が伝播するのは早いもので、他のコーチから声をかけられた。「D君が、すごいシュートを決めたそうですね。いやぁ、見たかったなぁ」。俺ははっきりと言っておいた。「いや、二度とは見られないと思います」。

この試合、息子はそれまでに3度の決定的チャンスをことごとく外していた。もし、あのまま試合がPK戦に突入していたら、彼は間違いなくA級戦犯になっていたはずだった。そんな状況の中で、あんなまぐれが飛び出すなんて、なかなか悪運の強い男である。



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【2007/01/29 13:43 】 Kids & Kids' Football | コメント(8) | トラックバック(0) |

先日、子供の学校で個人面談があり、家人が担任の先生と話をしてきた。話によると息子は「宿題を提出しない」「持ち物を忘れる」「人に優しすぎる」らしい。人に優しすぎるというのは、どうやら人に対して寛容であまり怒ることがないので「そのうちにいじめの対象になってしまうのではないかと心配だ」という意味らしい。ま、人に優しいのであればいいではないか。

困るのは、宿題を出さなかったり、忘れ物が多いということだ。のんびり屋さんの息子らしいといえば息子らしいのだが、これはどうにかして直してもらわなければいけない。悪いことに、忘れ物をしても友達から借りるなどして本当に困った事態には陥っていないらしい。一度痛い目に会えば、本人にも自覚が生まれるだろうに、何とかなってしまっているところが性質が悪い。

しかし、どうしてこんなところばかり親に似てしまったのだろう。いったいこんな調子で将来立派な社会人になれるのであろうか。親に似たとしたら…、あ、なれないじゃん!



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【2006/12/15 19:03 】 Kids & Kids' Football | コメント(6) | トラックバック(0) |