title:オヤジからのキラーパス

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Feeded by morning star
【--/--/-- --:-- 】 スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |

知り合いのフォトグラファー・暴走さんから、携帯に電話が入った。「今日のパーティーだけどさ…」。おおっと! 失念していた。そういえば今日は、知り合いの映画監督の「応援しようパーティー」が開かれる日であった。

監督の名前は、梁英姫(ヤン・ヨンヒ)。26日から渋谷のシネ・ラ・セットで彼女の初監督作品『Dear Pyongyang』が上映される。映画は、在日コリアン2世である彼女が自身の家族を10年にわたり撮り続けてきたドキュメンタリー作品である。

彼女の父親は、人生のすべてを祖国に捧げる朝鮮総連の幹部であった。30数年前には、3人の兄をいわゆる「帰国事業」で北朝鮮に送り出してもいる。“祖国”の発展を信じ、自らの愛する息子たちまでをも祖国に差し出す父親。彼女は父親のことをこよなく愛すが、彼の祖国に対する絶対的な忠誠心だけはどうしても理解することができない。映画は、こうした父親と娘の離別と再会、そして和解を描いたものであるという。北朝鮮、離別した家族、在日コリアンの世代間に横たわるの価値観の相違。こう並べると、映画がすごくシリアスで重たいテーマを扱っているように思われがちだが、彼女の言葉を借りると決してそうではないらしい。そこに描かれているのは、あくまで温かくておおらかな家族の情景であるという。

俺はまだ実際に作品を見ていないので、内容について詳しくコメントはできない。しかし、この作品が『ベルリン国際映画祭 最優秀アジア映画賞』をはじめ、『サンダンス映画祭 審査員特別賞』、『スペイン・バルセロナ アジア映画祭 最優秀デジタル映画賞受賞』など数々の映画賞を受賞していることからも、単に北朝鮮と日本という特殊な関係下におかれた特別な家族を描いたものではなく、そうした背景を知らない人たちにも通じる、普遍性を持った家族愛が描かれているのに違いない。

26日には、映画の公開と同時に彼女の初エッセイ『ディア・ピョンヤンー家族は離れたらアカンのやー』も発売になる。こちらは、「世界中が泣いて笑ったドキュメンタリーの背景にある、梁英姫本人の歴史を追う、映画では描ききれなかったもう一つの『ディア・ピョンヤン』という物語」ということだ。

映像に、活字に、と大活躍の梁英姫。しなやかな感性とバイタリティあふれる行動力をあわせ持つ、素敵な女性である。ここだけの話だが、英姫嬢、すこぶるつきの美人でもある。時に天は人に二物も三物も与えたりするもんなんだな。映画も、エッセイも、ぜひ大成功してもらいたいものである。




Feeded by morning star
【2006/08/24 18:32 】 Diary | コメント(-) | トラックバック(0) |

トラックバックURL↓
http://killerpass.blog56.fc2.com/tb.php/93-cabe4d07

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。