title:オヤジからのキラーパス

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住民の2割以上が外国人という「多国籍団地」があると聞いた。その名は「いちょう団地」。いちょう団地といえば、境川サイクリングロードのポタリングで何度も通過したことのある団地ではないか。団地内のスーパーに立ち寄ったこともあったけれど、この団地にそんな背景があるとはさっぱり気が付かなかった。というわけで機会があればあらためて探索してみようと思っていたのだが、先週末、午前中にサッカーの練習を終えた後、うまい具合に時間ができたので自転車で向かってみた。

団地
団地2
いちょう団地は、境川を挟んで右岸の大和市側34棟、左岸の横浜市泉区側48棟からなる広大な団地で、公営住宅としては、神奈川県最大のものになるそうだ。1971年に建てられてから繰り返し改築や増築が行われ、現在に至るという。住民は、ベトナム、カンボジア、ラオス、中国、タイ、などの東南アジア系やブラジル、ペルーなど南米系など、その国籍は24カ国におよぶという。しかし、真夏の昼下がりのこと、外を歩いている人はほとんどいない。何人か外国籍と思われる人を見かけたが、外国人がいっぱいというイメージではない。

アジア雑貨
とはいえ、団地の近くには外国人を相手にしたこんなお店も。この店では衣料品や雑貨、食料品など、主に東南アジア系の商品を扱っていた。店先では、ドリアンが1kg1,200円で売られていた。

中国雑貨屋
スーパーの二階には中国系の店が。中華系の調味料や食材の品ぞろえが豊富だった。

いちょうショッピングセンター外観
大和市側の団地の集会所の1階には「いちょうショッピングセンター」が。

いちょうショッピングセンター
いちょうショッピングセンター2
中をのぞいてみると、アジア系の食品や雑貨を扱う店がみえる。団地内や周辺には、こうした異国情緒あふれる店が点在し、外国人が多く住んでいることがうかがえる。

いちょうマート
東南アジア系
境川を渡り、横浜市側にはいると「いちょうマート」が現れる。ここにもやはりアジア系の店が入っている。

看板
団地内にはこんな標識も。6か国語で書かれている。もともと大和市には、ベトナムやラオス、カンボジアからの難民を受け入れるための「大和定住促進センター」があったらしい。その関係で東南アジア系の外国人が大和市周辺に増え、いちょう団地にも入居するようになったそうだ。その後、中国系や南米系の外国人も増えていき、現在のような「多国籍団地」が出来上がったわけだ。

いちょう小学校
ここは、生徒数の減少により今年の4月から飯田北小学校に統合され、使われなくなった旧いちょう小学校。この小学校では、外国人か外国にルーツを持つ生徒の割合が75%にのぼっていたという。ここで学んでいた子供たちは、現在「飯田北いちょう小学校へ」通っているが、統合後も外国人もしくは外国にルーツを持つ子供の割合は50%を超えるという。

タンハー
小学校の先に見えてきたのが、「タンハー」という名のお店。看板には「アジア食材」のほかに小さく「ベトナム料理」の文字も見える。入ってみると数名の先客のほかに店員が4名ほど。あたりを飛び交うのはベトナム語と思われる言葉ばかり。しかも、みんな声が大きい。店内には、ひらがなもカタカナも、漢字も一切ない。さっきまでいまいち薄かった異国色がここへきて一気に濃くなる。というかベトナム一色に染まる。店内にはさまざまな食材を陳列した棚が並び、その真ん中におかれたテーブルでは先客が麺類や春巻などを食べていた。どれもうまそうである。昼食を食べてなかったので、メニューの写真を指さし、「フォーが食べたい」と伝えると、唯一片言の日本語が喋れるお母さんが「座って待ってって」と答えてくれた。店の切り盛りを見ていると、どうやらこの女性が店主のようだ。

フォー
待たされることしばし、ようやく注文の品が来た。さっと火を通した牛肉が結構な量のっている。別添えで、生のもやしとハーブの葉っぱにレモンが付いてくる。配膳してくれたおばちゃんが、たくさんある卓上の調味料の中から2種類を選んで目の前においてくれる。彼女は日本語ができないようで、目で「それを入れろ」と言っている。ひとつは茶色い粘度のあるソースのようなもの。もうひとつはホットチリ。両方を入れ、ひと啜り。うまい!フォーのつるんとした食感、もやしのしゃきしゃきとした歯ごたえ、ハーブのさわやかな香り、レモンの酸味が一体となって、疲れた身体に染み入ってくる。店にいるみんなの視線を感じながら、食べ進める。おばちゃんが「オイシイ?」と聞いてくるので、「とてもおいしい!」と答えると、客を含めた全員から思わず安堵の混じった笑みがこぼれる。途中、店主と思われる先ほどのお母さんがテーブルへ寄ってくる。「お兄さんは、辛いの大丈夫?」。「少しならね」と答えると、卓上の白い陶器の入れ物に入った、生唐辛子をすりつぶしたものを少し入れてみろという。入れてみると、味の輪郭がきりっと締まって、うまさが激変する。なるほど、すすめるわけだ。「お兄さん、ベトナムコーヒーもおいしいよ」というので、それももらうことにする。しかし、俺のことを「お兄さん」と呼ぶあたりが、いかにも日本語が怪しい(笑)。

ベトナムコーヒー
「上の色と下の色が同じ色になるまで混ぜてから、飲んで」。お母さんに言われるままによく混ぜて飲んだ。苦味と甘味がすごく強い。あえてたとえるなら、すごく濃い缶コーヒーとでもいおうか。でも不思議にしつこくはない。のどが渇いていたせいか、一気に飲み干す。これで、お会計は900円。帰り際にお母さんに「また来てね」との声をいただく。もちろん!ここは、絶対に再訪する。

最初店に入ったときは、少しとっつきにくい感じも受けたが、それは突然珍客が乱入してきたことによる戸惑いだったのかもしれない。お母さん以外の店員は日本語が喋れないせいからか遠慮がちではあったが、日本人の俺の口ににベトナム料理が合うか、どうすればおいしく食べれるか、とても気を使ってくれているのが分かった。日本人の「お・も・て・な・し」とは少し違うけれど、ベトナムの人たちのホスピタリティに、いつのまにかすっかりくつろいでしまった。目の前のおじさんが食べていた、肉やハーブをのせたフォーに汁をぶっかけて食べる料理がすごくうまそうだったので、今度はそれをいただこうかと思う。


いちょう団地 2014.08.17(Sun)

走行距離:53.4km



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【2014/08/18 21:46 】 Pottering | コメント(0) | トラックバック(0) |












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