title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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渋谷のとあるビルの地下に、老舗の立ち呑み酒場がある。日本酒が280円、一ノ蔵でも400円、ハムカツやハムキャ別、スパサラ、湯豆腐、マグロブツなどのつまみもほとんどが200~300円という安さで、酒呑みたちから絶大なる人気を得ている、オヤジたちの聖地だ。昨今の立ち飲み酒場ブームもあって、この店でも最近カップルや女性同士といった客も目立つようになってきたことは以前にも書いた。しかし、そもそもこういうところに興味を示す若者や女性はオヤジ度が高いので、「聖地」としてのレベルは相当高いまま保たれている。

俺がこの店に来るときは1人のことが多い。1人で来て、オヤジ度の高い空間に身を委ねていて飽くこともない。先日訪れた時は、北大路魯山人が料理について綴った文庫本がお供だった。食通としても知られ、とかく料理や食材にうるさい魯山人だが、その文章は安酒場の酒とつまみをやりながらでも、何の違和感もなく読み進めることができた。

かの「ツール・ダルジャン(本文ママ)」で鴨の調理法に文句を言い、醤油と粉山葵で食べたという話を自慢気に披露する。かと思うと、茶漬けに関する薀蓄を長々と語って聞かせる。その心根は立ち呑み酒場で大声で喋っているオヤジ連中と何ら変わるところなく、親近感すら覚えた。魯山人とは、小難しい偏屈なじいさんではなく、オヤジ度の高い人物だったんだなと確認した夜だった。

後日、平野雅章が編んだ、魯山人の別の文庫本を買った。開いてみると、収められている文章の多くが、先に読んだ文庫本のものと重複していたが、平野が書いた『あとがき』などの「おまけ」がついている。ちゃんと読めば、「おまけ」はもっとあるのかもしれない。BOOK OFFで105円だったので、「おまけ」分を買ったと思えば適正価格かもしれない。



Feeded by morning star
【2011/11/29 16:25 】 Diary | コメント(0) | トラックバック(0) |












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