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title:オヤジからのキラーパス

コンフェデ杯の予選リーグ・ブラジルVSイタリア戦を見た。実力伯仲の好ゲームを期待していたのだが、絵に描いたような凡戦だった。原因はイタリアにある。イタリアの監督リッピは、出来の悪かったトーニを後半途中まで引っ張った。もっと早めに交代してもおかしくなかったが、そもそもイタリアには攻撃の選択肢が少なく、彼を下げると攻めの手立てを欠いてしまう感があったのも否めない。とにかく、トーニにボールを入れて何かが起きるのを期待するぐらいしか糸口が見えなかった。サイドから、センターからと多彩な攻めを見せるブラジルとの差は歴然。ドイツW杯王者イタリアの凋落振りがくっきりと見えた試合だった。結果は3対0でブラジルの圧勝。というか、イタリアの惨敗。まさかの予選リーグ敗退である。

先日も眠い眼をこすってチャンピオンズリーグ決勝のバルセロナVSマンチェスターUの試合を観た。こちらは昨夜の試合と違って素晴らしい試合だった。とにかくバルセロナのサッカーが際立っていた。メッシらを中心に繰り広げる華麗なパスサッカーは、見ていて興奮した。特にシャビとイニエスタの素晴らしさは際立っていた。彼らが見せたパスサッカーは、昨夜のブラジルをも完全に凌駕していた。

昨日は、昼間にもう1試合、横浜FマリノスVS浦和レッズの試合をテレビ観戦した。そこで感じたのが、国際映像で観戦した前述の2試合とJリーグの試合のテレビ映像の違いである。昼間の試合では、飲み物を取りにキッチンに入ったときでも、そのカウンター越しに、わが家の超大型画面・29インチブラウン管を通して、はっきりとボールが確認できた。しかし早朝に観た試合では、カウンター越しではボールのありかが分かりにくかった。それだけ広い範囲でサッカーを見せているということである。

スタジアム観戦とテレビ観戦ではその視野に大きな差があるのは仕方がないが、それにしても日本の放送局の映像は寄り過ぎである。選手個人のアップ映像も多すぎる。試合そのものよりも、選手個々への関心を煽って見せようという魂胆だ。もし、先のチャンピオンズリーグ決勝を日本の放送局の映像で見たら、チーム全体の連動が生み出す、あの流れるようなパスサッカーの素晴らしさを堪能できただろうか。




Feeded by morning star
【2009/06/22 19:51 】 Football | コメント(0) | トラックバック(0) |












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