title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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最近行った、とある呑み屋でのこと。安くて旨いもつ焼きと生レモンのサワーで知られるその店は、週日のそこそこ早い時間だというのにカウンターはいっぱい。4人掛けの安テーブルで70過ぎと思われる爺さんとの相席となった。繁盛店であるこの店では、ままあることである。

呑み始めてしばらくすると、目の前の爺さんがくしゃみの発作に見舞われる。大げさでなく10回近く連発したのではなかろうか。「どうも、すまんねぇ」。これをきっかけに爺さんが話しかけてきた。爺さんは店の近くに住んでいるらしいが、ここへは久しぶりに来たという。何でも、年上の彼女と付き合っていて、奥さんはもちろん、近所の目もあるのであまり家の近くでは飲み歩けなかったとのこと。ところが最近になってその彼女が膝を痛めて一緒に出歩けなくなったため、久々に近所のこの店を訪れたらしい。

爺さんは自称遊び人で、今でも浅草あたりのスナックを飲み歩いているらしい。時間と金があるお年寄りに、よくあるパターンだ。その爺さん、ひと通り自分のことを話し終えると、矛先を俺の方へ向けてきた。「あんたはこの年の俺から言わせれば、男盛りだ。遊ばにゃきゃもったいない!」とのお説教がはじまる。ありがたいお言葉ですが、もう男盛りでもなく、お金も、時間も、あんたほど持ち合わせていないもんでね。不相応なことは遠慮しときます。

そのあとカウンターが空いて店の人が席を移してくれたのはいいが、何と爺さんまでセットでついてきて、隣り合わせに。爺さん今度は、カウンターの中のおばちゃんにちょっかいを出し始める。「あんた、いい女だね」「今度飲みに行こうよ」。カウンターを乗り越えて向こう側まで乗り込みそうな勢いだ。俺との会話じゃつまらなかったんだろうね。その日は、小一時間ほど飲んで、爺さんを残して店を出た。

後日、再びその店を訪れた。あの日爺さんに誘われていた店のおばちゃんが、俺を見つけるなり、話しかけてきた。「あの日、あんたが帰った後、あの爺さんひどかったのよ」。何でも、おばちゃんの胸は触るわ、女性のグループ客に「お前らブスだな」などと暴言を吐くわ、気のいい爺さんから変貌したそうな。

いろんな人間がいて、やっぱり酒場は面白い。惜しむらくは爺さんよ、自称遊び人にしては、呑み方がちょいとスマートじゃなかったね。


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【2014/03/18 21:50 】 Drinking | コメント(0) | トラックバック(0) |

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