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title:オヤジからのキラーパス

いつもの横丁の店で飲んだ帰りのこと。駅まで来て、忘れ物をしたのに気付いた。いったん店まで取って返し、再び駅に戻ったときには、先ほど乗ろうとした各駅停車はすでに出発してしまっており、ホームには大量の酔っ払いを飲み込んだ急行列車が停まっていた。やり過ごして次の各駅停車に乗って座って帰るという手もあったが、とりあえず眼の前の急行列車に飛び乗った。

何度目かの停車駅に着いたとき、急行列車は先発した各駅停車に追いついた。少しでも早く帰宅したいという思いもないでもなかったが、人混みに揺られながら帰る気にもなれず、結局はその駅で乗り換えて、各駅停車のシートに身を委ねることにした。

人もまばらな電車のなか。酔いも手伝っていたのかもしれない。忘れ物をして店まで取りに戻った俺が、乗りそこねた各駅停車にちゃんと座れているのがとても不思議に思えた。「これって、まるでタイムマシンじゃん」。酔っぱらいの頭の中で、サディステック・ミカバンドが鳴っていた。

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Feeded by morning star
【2012/02/28 18:01 】 Diary | コメント(0) | トラックバック(1) |