title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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今となっては随分昔のことようにも思えるが、先週末、W杯が終わった。決勝戦は、スペイン対オランダ。試合は延長戦までもつれたが、スペインが1-0で勝利し、8カ国目のW杯優勝国となった。

この試合、オランダは試合開始から激しい守備を見せ、前半15分には早くも1枚目のイエローカードが出された。オランダがスペインに対して、開始早々あれほど突っかけてくるとは少々意外だった。今大会、低い位置で守備ブロックを形成して失点を防ごうというチームが多かったのに比べて、オランダの決勝戦におけるそれは随分と果敢に見えた。だがその裏には、不安を抱える最終ラインまでスペインの侵入を許したくないというオランダの思惑も見てとれた。

最初のイエローカードの後もオランダの守備はひるむことはなく、スペインにまっとうなフットボールをさせないことを忠実に実行し、一発狙いに掛けていた。そして、その代償として、次々とイエローカードを受けることとなる。この試合、オランダに対しては全部で10枚(うち1枚は2枚目となりレッドカードに)が出されたが、それでも退場者が出たのは、延長も後半4分に入ってのことだった。オランダは、荒っぽい試合運びを貫きながら、それでも2枚目のイエローカードは狡猾に回避し、勝利だけにこだわるヒール役に徹し続けた。しかも、一発狙いが2度もハマリそうになったのには肝を冷やされた。それでも、スペインは最後の最後にフェルナンドトーレスからセスク、イニエスタとつなぎ、豪快にオランダのゴールをこじ開けてみせた。

バルセロナ対インテルのCL決勝戦に続き、W杯決勝でスペインがオランダに屈するようなことがあれば、美しく勝つフットボールは死に絶えてしまっていたかもしれない。スペインが勝ったのは、フットボールにとって喜ばしいことだと思う。

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Feeded by morning star
【2010/07/16 19:14 】 Football | コメント(2) | トラックバック(0) |

つい筆が滑ったな。昨日、「さよなら」と書いちゃったけど、まだ3位決定戦があるよね。でも、ウルグアイの勝ちに○けちゃった…。今度の試合は、勝っても、負けても、本当にさよならだ。



Feeded by morning star
【2010/07/09 17:22 】 Football | コメント(0) | トラックバック(0) |

昨日、今朝とW杯の準決勝を見ていたので、やたらと眠い。だが、2試合とも眠い思いをしてまで見る価値のあるものだった。やっぱ、すごい。

決勝トーナメントに入ってから、日本をはじめとしたいくつかの国が「負けたくない」という戦い方をしたが、さすが準決勝まで勝ち上がってくるチームは違う。「勝ちたい!」というお互いの気迫が、ゲームをさらなる高みへと昇華させていた。ここまで来ると、「絶対に負けない!」では通用しない。「どんなことがあっても、勝つ!」という気持ちが必要なんだと改めて実感した。中でもウルグアイは、すごかった。誤審ともいえる不運なゴールもあって1-3とリードされていたロスタイムに1点を返した執念。しかも、残りたった1分しかないのに、同点または逆転までも感じさせる強烈な勝利への執着。ホント酔わせてもらった。

もし、もしもだが。4強を目標にしていた日本が運良く準決勝に辿り着いていたら、こりゃコテンパンにやられただろうな…。今回の準決勝を見ると彼我の差は歴然だ。まずは攻撃陣。とにかくシュートまで持っていく技術がすごい。テクニックとアイデア、スピードの変化で、シュートするスペースと時間、コースを一人でつくり出せる。そして、自分十分の体勢で打っているから、シュートが枠を捉える。今後日本が、今大会で見せたような守備的な姿勢で強化していくつもりなら、フォルランやビジャのように一人で決定的な仕事ができる強力なアタッカーが2、3人は必要だな。

組み立ての場面や局面での展開もそうだ。とにかくパスが正確でスピードが速い。そして、それをピタリと止められる技術もすごい。また、相手に囲まれた場面での体の使い方やボールを置く位置の巧みさ、細かいパス交換で相手の数的優位をかいくぐるコンビネーションとアイデア。マスコミは日本の中盤の構成力の高さを喧伝するけど、このレベルと比べるとまるでお子ちゃまだな。すべての面で、質の違いを見せ付けられた。

決勝戦は、オランダ対スペイン。前日に行きつけの呑み屋でドイツの勝利を予想するおっちゃんに「1-0でスペイン」と言い置いてきていただけにこの組み合わせは痛快だ。4-1、4-0とイングランド、アルゼンチンを撃破し、評判の高かったドイツだが、要は今大会のイングランド、アルゼンチンはそういうレベルのチームだったということだ。スコアが物語るほどに、ドイツが特別に傑出した存在であったわけではない。現に準決勝は1-0というスコアではあったが、スペインの完勝と言っていい内容だった。

決勝でも高いレベルのフットボールが繰り広げられるのを期待している。調子に乗って決勝戦を予想するなら、2-0でスペインかな。過去2回決勝で敗れているオランダに勝たせたい気もするけれど、オランダの守備陣ではスペインを止め切れないと思う。11日のファンボメルは相当忙しくなることだろう。

それにしても、ドイツのエジル。ノーメイクで『アバター』に出演できるような顔だったな…。お疲れさん!



Feeded by morning star
【2010/07/08 13:23 】 Football | コメント(2) | トラックバック(0) |

「駒野のショットがクロスバーを叩いた夜、日本国中が悲嘆に暮れたと聞く。そして、その翌日からは日本代表と彼らを率いた岡田監督に対する賞賛の嵐が吹き荒れていることも私の耳に届いている。それほど大声だからだ。

確かに、今大会の日本チームの戦いぶりは見事なものだった。そして、大会直前になってこれまでの中心選手を切り捨て、CBの前にアンカーを配して緻密な守備ブロックを形成するやり方を採用した岡田監督の決断と勇気も、大いに賞賛に値するものだった。大会直前で、チームの戦い方を変えるには勇気がいるものだ。ベスト16という結果は、彼のリアリズムがもたらしたものだと言っても過言ではないだろう。

しかし、それでも私にはあえて言っておきたいことがある。直前の戦術変更に至るまでの2年半という時間はいったいなんだったのかということだ。CL準決勝でインテルがバルセロナに対してやってのけたようなサッカーに辿り着くまで、そんなに時間が必要だったと言うのだろうか。深く引いて守備ブロックをつくって組織的に守るモリーニョのやり方は、短期間でカタチになり、成果も出しやすい。結局、岡田監督はモリーニョのサッカーに頼らざるを得なかった。これでは、極上のボルドーをご用意しますと言われたのに熟成が間に合わなかったからと、葡萄ジュースを飲まされたようなものだ。確かにおいしいが、まったく酔えない。

もう一度言っておくが、私は岡田監督の大会直前の決断は正しかったと思っている。だが、それは自分がやろうとしてきたことが結局はできなかったということでもある。彼の決断とその成果への評価とは別に、これはしっかり押さえておかなくてはいけない。2年半という時間は、彼にとって十分な時間ではなかったのであろうか。それだけの時間があればかなりのことが可能になるのを私は知っている。

今回私が最も酔わせてもらったのは、チリワインだ。その醸し手であるビエルサがチリ代表監督の職に就いたのは、2007年8 月のことだ。岡田監督の就任より少し早かったに過ぎない。それでも彼は限られた時間の中で極上のワインをつくり上げて見せた。問題は、つくり手の知識と経験と才能である。チームがクリエイティブであるためには、監督がクリエイティブでなければならない。どんなに上等な葡萄を用意しようとも、つくり手にそれだけの技量がなければ平凡なワインしか醸せない。フランスを見たまえ。十分な質の葡萄は揃っていたはずだが、ドメネクはそれをビネガーにしてしまった。

チームづくりに失敗して、守備的な戦術に切り替えて結果を出した岡田監督だが、その中でも彼は2つの間違いを犯したと私は思っている。この過ちがなければ、結果はまた違ったものになっていたかもしれない。

ひとつは、本田を前を向いてプレーできる位置に置かなかったことだ。ワントップに若く荒々しい森本を置き、大久保を外して本田をその位置に。どうだね。私が相手監督だったら、かなり恐怖に感じるだろう。岡田監督は、「蝿がたかるようにチャレンジする」と言っていたが、まさか本当に大久保という蝿を起用するとは思ってもいなかった。彼は確かに相手にとってうるさい存在ではあるが、残念ながら蝿におびえる人間はいない。大久保は、森本という脅威をベンチに置き、本田を今までに経験したことのないポジションで起用してまで必要なピースだったのだろうか。大いに疑問だ。

2つめは、パラグアイ戦でのあまりに臆病な試合運びだ。相手への尊敬は大切なことだが、過剰な尊敬はいい結果を生まない。ましてや相手はブラジルでもなければ、スペインでもない。あの試合、なぜ、デンマーク戦のように戦えなかったのか。なぜ、自らご褒美を放棄してしまったのか。自らリスクを取るほんのちょっとの勇気があれば、もっといいご褒美を貰える可能性があったはずだ。

岡田監督は、チームづくりに失敗し、そして現実的な路線に舵を切った後でも、2つのミスを犯した。だが、それももう終わったことだ。そろそろ、前に進み始める時だ。今後、日本のサッカー界が、質のよい葡萄を育み続け、そしてそれが常に正しいつくり手のもとで醸されることを期待している。たとえ前任者が突然倒れようとだ(笑)。今回のような「失われた時間」は2度とつくってはならない」



*オツムは俺のもうひとつのHN



Feeded by morning star
【2010/07/02 16:31 】 Football | コメント(4) | トラックバック(0) |

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