title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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先週末、息子のサッカーの練習試合を見に大口まで出かけた。彼の練習試合を見に行った場所としては、今までで一番遠かったかな。プチ遠出だ。横浜線大口駅に降り立つのはこれが初めて。中央に椰子の木が植えられた小ぢんまりとした駅前ロータリーには、客待ちのタクシーすらおらず、人通りも決して多いとはいえなかったが、不思議と寂れた感じはしなかった。ほどよい生活観が漂っていて、初めて訪れた街なのにどこか懐かしい感じがした。

改札を抜けるとすぐのところに餃子の王将が見える。試合開始までは少し時間があるし、ちょうど昼時だったので、ふらりと立ち寄ってみた。餃子とおつまみ唐揚げを頼む。本来ならここでビールといきたかったところだが、生憎の寒さだし、トイレが近くなるのも困るので、日本酒をつけてもらった。久々の王将餃子が旨い。さくさくっと食べ終えて勘定は800円ちょっと。さすが餃子の王将、グッジョブ!である。

駅前の通りを商店街の方へ向かって歩く。車の交通量も人通りもそれほど多くない。のんびりとしていて歩きやすい。商店街の通りを外れて、試合会場である中学校を目指す。出掛けに周辺の地図をちらりとは見てきていたのだが、無論詳細は覚えていない。大体の方向を目指して歩いてみる。どういうわけだか、公明党や幸福実現党といった新興宗教系政党のポスターが目立つ。中には両方のポスターを掲げた家もあったから、ひょっとするとお金をもらって掲出スペースを貸しているということもなのかもしれない。

途中、雑貨屋なのか、駄菓子屋なのか、得体の知れない間口2間ほどの店に出くわす。古本もおいてある。入り口近くには使い古されたテニスボールが籠に入って、1個20円で売られている。どこかのテニススクールからでも下請けしたのだろうか。不思議な売り物もあったもんだ。店の奥の方に、店番と思われる老婆がポツンと座っているのが見えた。案外奥行きのある店だった。

試合会場の方向を目指すと、だんだん道幅が狭くなっていく。どこへ抜けるとも知れない小道に分け入っていく。丘陵地に沿って道が蜘蛛の巣のように張り巡らされた、古い住宅街。小さな起伏が連続し、おまけにくねくねと曲がっていて見通しが利かない。どのくらい歩いただろうか。小さな坂を上り切ると目指すべき試合会場が不意に目の前に現れた。まだまだ道半ばのつもりで歩いていたので、これには少々拍子抜けしてしまった。どうやらほぼ最短距離を歩いてきたようだ。小さな丘をつなぐ細道は、案外機能的に張り巡らされているのかもしれない。

寒風が吹き抜ける中、見所に乏しい試合を2試合ほど見て帰路に着く。今度は来たときとは違う道を選んでみる。自動車が一台通れるか通れないかといった細い路地は、すぐに人がようやくすれ違えるぐらいの細い小道になった。そういえば、以前にもこれに似たようなところを歩いたことがある。三ツ沢の丘陵地あたりだ。丘陵地の多い横浜には、案外こういうところが多いのかもしれない。丘陵地を抜けるための山道とそこに点在する猫の額ほどの平地を利用して形成された住宅街。いったい、どうやって資材や工機を運んで建てたのだろう。舗装されることはあっても拡張されることなく残った小道で結ばれた、そこだけ時間が止まってしまったような不思議な地域。

ほどなく、来るときにこの小道地帯に分け入って来た地点に出る。およその方向だけを頼りに歩いても、思いがけないところに運ばれるでもない。どうやら帰りも別の最短ルートを歩いてきたようだ。来るときに見た不思議な店の前を通る。さっきと同じように老婆が店の奥に鎮座している。ここでも時間が止まっている。

駅前の餃子の王将に立ち寄り、まだこの店の餃子を食したことがないという家人のために、持ち帰りの餃子を求める。電車の座席に座ると太股に置いた餃子の温かさが伝わってくる。外は寒風が吹いているが、陽が差し込む車内はポカポカと暖かい。漂ってくる餃子の匂いに包まれながら、うつらうつらと短い午睡を楽しんだ。


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Feeded by morning star
【2010/02/09 17:29 】 Diary | コメント(2) | トラックバック(0) |

大学時代、西荻窪のおんぼろアパートに住んでいた。あのあたりは学生やサラリーマンを相手にした、安く飲み食いできる飲食店が多く、貧乏学生としては大変ありがたい街だった。駅前にあった定食屋もそのひとつ。確か、ご飯と味噌汁とお新香の基本セットが130円。それに焼魚や豚肉生姜焼などのお好みの料理を組み合わせる。懐に余裕があれば、おひたしや納豆、焼海苔などのサイドメニューも追加できる。組み合わせは自由自在。自分でオリジナルの定食を組み立てられるのだ。

そんな中で、もっぱら俺がお世話になった料理が、ハムカツだった。確か200円だったように記憶している。ハムエッグと並んで、その店で一番安いおかずだった。基本セットと合わせて330円。牛丼と同じぐらいの値段だったが、こちらはご飯におかず、味噌汁、お新香にサラダ(ハムカツの付け合せ(笑)。千切りキャベツにきゅうりとトマト一切れ)という、ちゃんとした食事の体をなしているところが気に入っていた。

その頃舌に染み込んだ記憶のせいなのだろうか、今でもハムカツには目がない。ところが、だ。メニューにハムカツがある店はそう多くない。渋谷の地下にある大衆立ち呑み酒場、同じく渋谷の百軒店の揚げ物専門の定食屋、新橋の何でも300円という居酒屋、あとは最近東京でも増えてきた大阪名物の串揚げ屋…。う~ん、他にもあったように思うが、そうそう簡単には思い出せない。左様に、庶民的メニューだったハムカツも、今となっては案外希少な存在なのである。

周囲の喧騒に負けないように声を張り上げる。「すみませ~ん!ハムカツ、ソース抜きで!」。ほどなく、昔ながらの四角いプレスハムを縦に3等分して揚げた3切れのハムカツが登場する。揚げたての熱々の衣に醤油をジュっと染み込ませ、芥子をちょいちょいと付けて、ハフっと齧る。う~ん、うんまいっ!!。時々これが無性にやりたくなって、立ち呑み酒場に潜っていく。




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【2010/02/04 18:16 】 Foods | コメント(0) | トラックバック(0) |

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