title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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決して歳のせいとは思いたくないのだが、最近ド忘れが激しい。まあ、長く生きていればそれだけインプット量が多くなるわけだから、思い出せない事項が増えるのは当然だという言い訳も成り立たないこともないのだが、それにしても…。

先日も行きつけの店で呑んでいた。居合わせたのは、あるシンクタンクの主席研究員のS氏、書家にして社長秘書であるS嬢。その肩書きからも察せられる通り、どちらも明晰な頭脳の持ち主である。あれは確か元ピチカート・ファイブの野宮真貴の話題がきっかけだったと思う。そこから何がどう転んだのか記憶は定かではないが、とにかくあるグループの話題になった。が、3人が3人とも見事にそのグループ名が思い出せない。

「何てったっけ…?」「思い出せないと気持ち悪いよね…」ビジュアルはばっちり頭の中でリフレインされているのだが、グループ名が出てこない。「漫才のざ・ぼんちが『恋のぼんちシート』なんて彼らの曲のパロディソングを歌って…、そうそう『恋のベンチシート』って曲だ!歌ってたよね」って、パロディソングから元歌に辿り着くあたりが、かなり情けない。しかも、元歌が分かっても肝心のグループ名に辿り着けない。「あのグループって、確か近田春夫がプロデュースしてたよね」って、そういういらない周辺情報は思い出せるのに…。で、結局その日は3人ともギブアップ。3人寄れば何とやらも、俺のようなのが1人入るとうまく機能しないのかもしれない。

その数日後のことである。あるいは翌日だったかもしれない。行きつけの店に入るとまたもやS氏とS嬢が。俺を見つけるなり、挨拶もそこそこにS氏が聞いてくる。「あれ誰でしたっけ、90年W杯イタリア大会のときにマラドーナと組んでいた…」「カニーヒア」「そうだ!カニーヒアだ!」。ふふ、今回は秒殺してやった。かなり気分がいい。その勢いでしばらくサッカー談義が続く。と、再び…。「あれだれでしたっけ?同じイタリア大会のときの西ドイツのフォワード…」。「ああ、オランダ戦でライカールトと一緒に退場くらった…」「ええと…」。今度はすんなり出てこない。「二人でもめて両者退場になった際にそいつがペッ!って唾を吐きかけて…」。当時の映像まで鮮明に思い出せるのに、「そいつ」が出てこない。「あ」から五十順に頭の中で、名前の取っ掛かりを探すが見つからない。苦吟すること10分。いや、それ以上かかったかもしれない。突然、頭の中に閃きが。「フェラー!フェラーだ」「あ、そうそう!」「ね、フェラーだよ、フェラー」「そうそう、フェラーね。フェラー」。「そうだよ、フェラー」。いやあ、スッとした。先日の二の舞はごめんだ。

これでやめとけば幸せだった…。「94年のアメリカ大会では、マラドーナがドーピングで引っかかって追放になりましたね」「そうそう。ブラジルにはロマーリオがいてね」「そのロマーリオと2トップを組んでいたのが…」。あ、きた…。またもや。「えぇと、誰だったっけ…」「あれですよ、あれ」「ゴールを決めたときに、わが子の誕生を祝うゆりかごパフォーマンスをした…」「確か、Jリーグにも来ましたよね」「清水だったかな」「そうそう」(正しくは鹿島だけど)「あれ、なんていう名前だっけ…」「……」。しっかり、先日の二の舞となってしまった。

どうやら記憶というものはアルコール溶性らしい。酒を呑むと記憶の断片がアルコールに溶け出すに違いない。そんでもって記憶が溶け込んだアルコールが肝臓でアセトアルデヒドと水素に分解され、さらにアセトアルデヒドが酢酸と水素に分解されて炭酸ガスと水になって体外へ排出されるというわけだ。ちなみにS氏もS嬢も揃って大酒呑みである。優秀な頭脳を持つお二人が、いとも簡単に記憶をなくすのも、アルコールに溶けて排出されていると考えれば合点がいくではないか。俺の場合は、単に頭が悪いのかもしれない。さあて、今夜も記憶を溶かしに行こうかな。溶けて流れて困るような記憶はそんなにない。

ちなみに、思い出せなかったグループ名は「ジューシー・フルーツ」、フットボーラーは「ベベット」。どうしても思い出せなかったので、ググッてしまった。情けなや…。


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【2009/10/02 14:04 】 Diary | コメント(0) | トラックバック(0) |

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