title:オヤジからのキラーパス

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Feeded by morning star
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昨夜、やり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選が行われ、日本女子代表は韓国に21-34で完敗した。五輪出場権獲得はならなかったわけだが、彼我の実力差を考えると、いわゆる「中東の笛」の影響を排した、正当で、順当な結果であるといえるだろう。

今回の予選のやり直しをきっかけに、ハンドボールという競技が多くの注目を集めているが、その中でどうしても気になることがある。それはマスコミが、必要以上にハンドボールというスポーツをマイナー競技扱いして報じていることだ。今の異常とも言える注目度とのコントラストを強調するためにも、「今まで誰も知らなかったスポーツ」扱いする方が、「煽り」にはなるのだろうが、果たして事実はそうだろうか。

わが高校では毎年クラス対抗の球技大会が行われていた。競技種目は、サッカー、バスケットボール、そしてハンドボールの4種目。サッカー部に所属していた俺はサッカーには出られなかったが、他の3種目を掛け持ちして出場していた。その中でもとりわけ好きだったのが、ハンドボールだった。球技大会が近づくと、昼休みを待ちかねたようにハンドボールコートに飛び出し、クラスメイトと一緒に練習に明け暮れたものだった。体育の授業でもハンドボールは、陸上やバレーボール、器械体操とは比べものにならないくらい高い人気を誇っていた。それだけに、ハンドボールを「誰もやったことのない馴染みのないスポーツ」のように報じているのを目にすると、どうしても違和感がある。実際にハンドボールをやったことがあり、そのゲームの面白さに触れたことがある人は、それなりにいるのではないか。少なくとも、過去に注目を集めた女子ホッケーやカーリングと同じように扱うのは少し違うような気がする。

その昔、日本ハンドボール界に蒲生清明という名選手がいた。今の日本ハンドボール協会強化本部長である。日本の球技選手としては、メキシコ五輪で得点王となったフットボールの釜本邦茂と並び、世界最高レベルにまで到達し得た数少ないアスリートである。欧州では、ハンドボールはフットボールに次ぐ人気スポーツであるという。ずば抜けた身体能力と競技センス、そして端正なマスクを備えた蒲生は、日本よりもむしろ本場・欧州で高い人気と尊敬を集めた世界的名プレイヤーだった。「世界の王貞治」も極東・米国の外に出た途端に、ただの無名の人。その世界的知名度は蒲生の足もとにもかなわないのではないか。日本ハンドボール界は、過去にそんな偉大な選手を輩出しているのである。

日本のスポーツ・マスコミは、蒲生のような世界的プレイヤーが存在していたのにもかかわらず、当時その意義や意味、偉大さを感知できず、記事の片隅に追いやってきた。ここ数年は、「中東の笛」という不公正の存在を知りながら、ごく一部を除いてその問題を指摘しようとはしなかった。そういったことを棚に上げて、「今、ハンドボールというマイナースポーツに注目が集まっている」とたきつける。一連のハンドボール騒動の中に、正統な報道機関ではなく、ゴシップタレ流し機関としてしか機能してこなかった日本のスポーツ・マスコミの無責任さ、無節操ぶりを見る思いがする。

今夜は、男子のやり直し予選が行われる。久々にハンドボールという素晴らしいスポーツに熱くなってみようかな。同時刻に行われる、フットボール日本代表の親善試合よりも楽しめるかもしれない。迷うところである…。

フットボール好きの俺に、こんなこと言わすようじゃ困るんですけどね、岡田さん!



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Feeded by morning star
【2008/01/30 13:17 】 Sports | コメント(12) | トラックバック(0) |

それは年明け早々の5日のことだった。その日は「蹴り初め」の日。事件はそこで行われたサッカーの試合の最中に起こった。

そろそろタイムアップかと思われたそのとき、すでにかなりヘタっていた俺にボールが回ってきた。俺は最後の気力を振り絞って、ドリブルを始めた。眼の前には敵が一人。俺は左へ抜けると見せかけて、ボールを右に出して相手をすり抜けようとした。そのときである。次の瞬間、俺はあっという間に空中に投げ出され、宙を舞い、受身を取る間もなく背中から地面に落ちていった。

普通に右足のアウトサイドでボールを押し出して抜けていけばいいものを、そのときの俺は足の甲でボールの上部を撫でて右へ出ようとしたのだった。ま、ちょいと格好をつけたわけである。それがいけなかった。思っていたよりも足の甲の深いところにボールが入ってしまったために、足をとられバランスを崩してしまったのだ。

まさに一瞬の出来事だった。きっと合気道などで宙に投げ出されるときはあんな感じなんだろう。相手の重心をちょっと崩してやるだけで大男を宙に投げ飛ばす、合気道の極意を我が身で体感させられたような気がした。地面にしたたかに打ち付けられた俺はしばらくのあいだ呼吸することすらままならなかった。

そして、次の日のこと。「痛いっ!!!」。朝起きようとすると腰に激痛が走った。以前に経験したぎっくり腰の痛みの比ではない。初めて経験する激痛である。休日診療医院に駆けつけ、レントゲンを撮る。診断は第三腰椎横突起亀裂骨折。腰の骨にひびが入っていた。あぁ、情けなや…。

それからは、痛み止めを飲み、腰に湿布を張り、コルセットで固定。とにかく安静にしていろと医者は言う。と言われて、じっとしていられるご身分ではない。自分でトイレに行かなくてはいけないし、着替えもしなければいけない。もちろん会社にも行かなくてはいけない。何とか腰に負担をかけないようにとは思うのだが、腰を使わずに日常生活を送ることは不可能である。立つ、座るの日常の動作はもちろん、寝返りするにも激痛が走り、睡眠もままならない。初出勤の日、駅までの道すがら、俺よりもずっと年配の方がスタスタと俺を追い越して歩いていく後姿を見て、心からうらやましいと思ったものだった。

あれから2週間半。今では痛みも大分やわらいできている。無理さえしなければ腰に傷みが走ることもない。限界点は、靴下を履く動作あたりか。どうにか人間らしい立ち居振る舞いができるまでに回復している。

それにしても…。酒の力は偉大だ。ほんのり酔ってくると、腰の痛みがやわらいでいくのが分かる。痛みを恐れてぎこちなくこわばったままの腰の動きも心なしかスムーズになっていくような気がする。怪我をした当初の痛みのひどいときには、随分と酒の力に助けられた。あれ以来、まずは熱燗で痛みをやわらげ、こわばりをほぐし、しかる後焼酎へ移行という呑み方がすっかり定着してしまった。腰の回復のためには、今宵も呑まねばいけない。あくまでも、腰のためにである。




Feeded by morning star
【2008/01/23 15:04 】 Diary | コメント(8) | トラックバック(0) |

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