FC2ブログ

title:オヤジからのキラーパス

ひと口に少年サッカーといっても、指導体制や指導方針も違い、それぞれのチームがそれぞれに苦労をしていると思う。うちの少年サッカーチームの指導体制はこうである。チームを構成しているのは、1・2年のSLクラス、3・4年のLLクラス、それに5・6年のLクラスの3カテゴリー。それぞれのカテゴリーにコーチが3~5人付き、そのうちの一人が監督を務める。そしてその全体を見るのが代表ということになる。

どういうわけかこの4月、俺はチームの代表を任されることとなった。代表と言っても、まあ、態のいい雑用係。いろんな雑音に悩まされながらも、どうにかここまで務めてきた。ところがこの夏、1・2年の監督を務めるコーチが海外に転勤となってしまった。そこで代表である俺が1・2年の監督も兼務することとなった。ここ2ヶ月ほどこの宇宙人のような子供たちを指導して、はじめて分かったことがいくつかある。

まず、宇宙人はフットボールよりも圧倒的に砂遊びがお好きである。試合の最中にふとベンチを振り返ると砂の山がいくつもできているということなどザラである。彼らがおしゃべりをしないでおとなしくしていたら、砂遊びに夢中であると思ってまず間違いない。

また、彼らはとにかく何でもやりたがる。練習課題で負けた方に「あそこの木にタッチして帰ってくる」といった、いわゆる罰走などを設けると、勝った方までが走りたがる。「走ってもいい?」と聞いてくる。おお、いくらでも好きなだけ、走れ、走れ。

何でも競争したがるのも、この年代の特徴か。練習前や練習後のジョギングでも、だんだんスピードが上がって、いつの間にかかけっこ状態になる。それでは、ウォーミングアップやクールダウンにならないんだけどねぇ…。

加えて、やたらとビブス(練習のときに敵味方を識別するために着るベストのようなもの)を着たがる。鬼ごっこの鬼にビブスを付けさせても、鬼になりたがる。ビブスが渡らないと泣き出す子までいる。

これだけではない。宇宙人は、自分に身近な目上の人をつい「先生」と呼んでしまう。これまで練習中に、何度「先生」と呼びかけられたことか。彼らにも「先生」ではなく「コーチ」だという認識はあるようなのだが、それでも思わず「先生」という呼称が口をついて出てきてしまうようだ。それでいて話と言えば、「この間ね、レベル65でボスキャラやっつけたよ」とか「クラスの○○君ちに遊びに行ったんだ」といった類のこと。練習中にクイズを出されたこともある。「先生」と呼びかけておきながら、すっかりお友達扱いである。

彼らならではの微笑ましい習性は、まだある。宇宙人はとりあえず、「ハイっ!」と大きな声で返事する。「今の説明でみんな分かったかな?」「ハイっ!」「それじゃぁ、分からなかった人?」「「ハイっ!」。これである。俺にとって、宇宙人はまだまだ謎が多い。


スポンサーサイト


Feeded by morning star
【2006/10/02 15:18 】 Kids & Kids' Football | コメント(10) | トラックバック(0) |