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title:オヤジからのキラーパス

金曜日から週末にかけて、プチ夏休みを堪能してきた。妻の実家での短い滞在ではあったが、地元の酒と魚を存分に味わったうえに、海水浴まで楽しんできてしまった。照りつける太陽のもと、思う存分水と戯れてきたのだが、そんな夏休み気分をぶち壊すような出来事がひとつ。

土曜日とあってたくさんの人でごった返す浜辺に、迷子を知らせる放送が流れる。「群馬県から来ている、黄色いキティの水着を着た○○ちゃんという女の子」という情報が臨時交番のスピーカーを通して何度も繰り返される。迷子といっても場所が場所である。水難事故の可能性が脳裏をかすめる。血眼になってわが子を探す両親の姿が眼に浮かぶ。「無事に見つかればいいのだが」と思いつつ、自分の子供からは絶対に眼を離さないように気をつける。捜索のものだろうか、上空をヘリコプターが舞う。

かなりの時間がたって、スピーカーから流れるアナウンスの内容が変わる。「先ほど、○○ちゃんを探していた○○さん、臨時交番までお越しください」。ん?見つかったのか…。それならそんな回りくどい表現はしないはず。まさか…。迷子探しのアナウンスに代わり、両親への呼びかけが繰り返される。

やがて、放送の内容が少しずつ変化する。「お越しになれないようでしたら、臨時交番まで連絡してください」「携帯電話が繋がりません。こちらの電話番号は、○○です」。どうにかして、両親と連絡を取ろうとしている様子がうかがえる。その口調には、無事、見つかったという安堵感はなく、かといって水難事故を思わせるような緊迫した感じもない。むしろ、心なしか少し苛立っているように聞こえる。推測するに、「現在、捜索を続けているが、そちらで見つけたようなら連絡が欲しい」ということのようだ。放送の内容は、いつしか子供の捜索からその両親の捜索に移っている。

ご苦労なことに臨時交番のスピーカーは、結局俺たちが帰るまで同じことを繰り返し呼びかけていた。そりゃそうだろう。警察としては、勝手に捜索を打ち切るわけにもいかない。経過時間からして、どうやら両親は○○ちゃんとやらを無事見つけてそのまま帰路に着いたのではないかと思われた。あの調子じゃ、浜辺から人っ子一人いなくなるまで呼びかけ続けていたんだろうな。

まったく人騒がせなものである。自分たちで見つけたなら見つけたで、まずは捜索を依頼したところに無事を知らせるのが常識というものだ。そういう常識も持ち合わせていない、いい加減な親だから、海水浴場で子供をロストすることになるのだ。お前らに海水浴など来る資格はない。
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Feeded by morning star
【2006/08/07 16:33 】 Diary | コメント(4) | トラックバック(0) |